ワイシャツのエリがピシッとしているのは何故でしょう？

ノリ付けしてるから？

それもあります。

しっかりしたアイロンプレス？

それもあります。

ワイシャツをキレイに見せてくれる秘密はもう一つあります。

それは、カラーキーパーと呼ばれるプラスチック製の小さな板状の物。

大抵のワイシャツには、エリの裏側にポケットのようになっている部分があり、ここにカラーキーパーが入っています。

一口にカラーキーパーといっても、厚みや大きさ、素材に至るまで色々なタイプがあります。

なかにはブランドロゴが入っている物まであります。

ただしこれ、洗濯する時に取れやすいんですよね…。

もし、無くなっても当店で在庫している物なら、再度取り付けますが、メーカーのロゴ入りとかは出来ません…。

ワイシャツはコストの関係で、一つずつカラーキーパーを外して洗って、プレス後に取り付けっていうのは難しいので、もしお気に入りのカラーキーパーを使っているのであれば、ご家庭で洗濯する時やクリーニング店に出す時には、外しておくことをオススメします。

ワイシャツのエリにこんな物が入っているなんて、知らない人もいるんじゃないですか？

実は私もこの仕事をするまでは知りませんでした。というより気にしたことがなかったという方が正しいかもしれませんね。

何気なく着ている服でも、デザインや機能を良くするために色んな工夫がされているんだなぁと感心しながら、今日もアイロンワークに勤しんでいます。