それは、接着剤の劣化による剥離です!!!

 

 

この製品は、縫い目をステッチではなく、圧着接着テープを使っています。

 

その為、3年もするとテープの接着剤として使用している樹脂が劣化し、剥がれてしまいます。
(洋服のタグにも3年で剥離・ベタつきが生じることが記載されています。)

これは、クリーニングしてもしなくても同様です。

 

 

 

樹脂が剥がれるとどうなるか?

 

ダウンが偏ってしまいます。

 

 

ダウンコートは、ステッチにより袋状にすることでダウンが動かないようにしています。

こうすることで、洗濯しても元通りになるわけです。

 

ですが、ステッチがないとコートの中をダウンが動いてしまい、スソやワキに固まってしまいます。

こうなると手でほぐしても元通りにはなりません。

 

ダウンがない部分は、暖かくないですしデザイン性も悪くなります。

 

 

これは、ボンディング加工も同様です。

 

以前、「ボンディング加工の落とし穴」でも書きましたが、ボンディング加工も縫い目をステッチではなく、樹脂で接着しているので見た目はスッキリしています。

しかし、3年程度で樹脂が劣化し、表地と裏地が剥がれてブカブカになってしまいます。

 

 

 

ダウンの噴き出しも防げて、風や水の侵入を防止できて暖かいシームレスダウンですが、長く着れるような工夫をして欲しかったですね。

 

安くても3年しか着られない服はちょっと・・・。