どこかのブログで

ドライクリーニング(あぶらで洗う)で洗う事自体、塵(ちり)、埃(ほこり)くらいしか、汚れは落ちていませんので、料金が、高い、安いとか、全然関係ないのです。
水で洗うより、手間を省けると云う点では、どのクリーニング屋でも同じです。 汚れ落ちのレベルもほぼ同じです。

ドライクリーニングに出すと云う事は、クリーニング屋が仕上げの手間を省ける形の作業ができ、「見かけだけきれいにして」、できましたよ。。。と云って顧客に戻すシステムなのです。

なかなか思いっきった事を言っているのでビックリしました・・・。
思い込みでここまで書かれるとちょっと気分悪いですね。

それでは正しく説明したいと思います。

 

 そもそもドライクリーニングとは何か? 

①何で洗うの?

水の代わりに石油系溶剤またはパークロロエチレンで洗う洗濯方法です。
他にもシリコン、ソルカン等もありますがほとんどの業者はこの2つのどちらかです。

 

②洗剤は使うの?

もちろん使います。ドライクリーニング専用の洗剤を使っています。
家庭で洗濯する時も水だけで洗いませんよね?それと同じことです。

 

③汚れは落ちるの?

落ちます!といっても何でも落ちるわけではなく得手不得手があります。
汗汚れを例に説明すると、汗の水分は水洗い(温水洗い)の方がよく落ちます。
汗の皮脂汚れはドライクリーニングの方がよく落ちます。
ちなみにドライクリーニングでも、助剤といって洗う時に一緒に入れると
水分の汚れをある程度落としてくれる物を使う場合もあります。
もちろんチリやホコリも取れますよ。

 

④どのお店でも一緒なの?

違います!お店によって使っている溶剤、管理方法が違うので汚れ落ちには差がでます。
溶剤にしてもパークロロエチレンは石油系溶剤よりも汚れ落ちがいいですが、
素材によっては洋服のボタンが溶けてしまう恐れがある等、特徴が異なります。
また、石油系溶剤も一つではなく添加物が各メーカーによって異なる為、
どの溶剤を使うかでも汚れ落ちは違ってきます。

仮に同じ溶剤を使っていても管理の仕方で溶剤の品質(汚れ具合)が変わってきます。
汚れた溶剤で洗えば、逆に洋服に溶剤の汚れが付いてしまうので非常に重要な項目なんです。

 

どうでしょうか。少しはドライクリーニングについてご理解いただけたでしょうか?
クリーニング業界って、他の業界に比べて発信力が弱いので、誰かが間違ったことを
声高に言ってしまうとそれが真実として受け止められかねないので、困ってしまいます。

クリーニングについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
しっかりお答えします。