ふと気付いたら洋服に穴が!!
そんな時、まず始めに浮かぶのがお直し屋さん。
マジックミシンや銀の糸、ビッグママなど街中には色んなお直し屋さんがあります。
どのお直し屋さんでも一番高くて、一番キレイな仕上がりになるのが「かけはぎ」です。
?「かけつぎ」なんじゃないの?って思う方もいますよね。
「かけつぎ」と「かけはぎ」はおなじみ言葉。関東だと「かけはぎ」、関西だと「かけつぎ」と呼ばれています。
この「かけはぎ」とても技術のいる作業なのをご存知ですか?
安価なミシン掛けと違って、糸を一本一本手作業だけで修復していくので、技術も時間もかかるんです。
当店でも、以前かけはぎをお願いしていた職人さんがいたんですが、ご高齢の事もあり、かけはぎを辞めてしまわれました。現在は、クリーニングの特注品を扱う業者さんにお願いしていますが、職人さんに比べると仕上がりは違ってしまいますね。
町工場などでも、技術の継承が問題になっていますが、アパレルやクリーニングの業界でも、こういった技術を継承する人が減っている為、数年後には出来なくなる事が増えていくかもしれませんね。