クリーニング屋さんの店名には、大きく分けて2タイプあります。

「○○クリーニング」と「手仕上げの店 ○○クリーニング」です。

まず「○○クリーニング」は、大手チェーン店に多いです。

そして、「手仕上げの店 ○○クリーニング」は、昔ながらの個人でやっているクリーニング店(店主一人で経営しているお店)に多いです。

その違いはといえば、洋服のプレスをする時の機械を使う割合です。

大手チェーンの場合、仕上げの工程ごとにプレス機を用意している為、スタンダードコースなどは、ほぼ全て機械プレスです。

もちろん、手作業でのアイロン掛けもデラックスコースとして対応しています。

一方、個人のクリーニング店の場合、お店の面積や費用の関係で、ワイシャツ用プレス機など一部のプレス機しか用意していません。

その為、ほとんどの仕上げは手作業のアイロン掛けになります。

“手仕上げの店”というキャッチフレーズは、個人のクリーニング店が、「うちは大手チェーンと違って丁寧ですよ」という事を伝えたい為に使い始めた言葉だと思います。

とはいえ、プレス機が出来る前は、どこのクリーニング店も職人さんによる手仕上げだったんですけどね。

時代の変化、作業の機械化により、手仕上げが特別なサービスに変わってきたんですね。

もし、「手仕上げ」ってフレーズを見つけたら、他店ではデラックスコースになるような仕上がりを期待出来るかもしれせんよ。