消臭剤には詳細な成分を表記する義務がないそうです。これってちょっと恐いですよね。洗濯洗剤や食器用洗剤などと違って、消臭剤の場合、ベッドやソファーに吹きかけても洗い流すことがない為、直接肌に触れたり口に入る可能性があるってことですよ。

例えば、P&Gのファブリーズを見てみましょう。

成分は「トウモロコシ由来消臭成分、除菌成分、水溶性凝集成分、香料、水」です。なんだか成分ばっかりでよく分かりませんね・・・。

メーカーのホームページでは、ちゃんと安全性の試験をしている事や肌に触れても正しく使っていれば安全性上の問題は特に考えられないと記載されています。

ここで、この成分について考察している記事があったので、下記に転載します。

トウモロコシ由来消臭成分 = シクロデキストリン+数種類の化学物質  

化粧品などでトウモロコシ由来消臭成分としてよく使われているのは「シクロデキストリン」です。同製品の「トウモロコシ由来消臭成分」も「シクロデキストリン」のはずです。「シクロデキストリン」は環状オリゴ糖の仲間で、真ん中が空洞になった分子構造をしています。その空洞に他の分子が定着し、臭いを吸着します。

 今のところ、毒性の報告は出ていませんが、気になる不安点はあります。まず、トウモロコシ由来消臭成分は、おそらく遺伝子組み換えトウモロコシから製造されたはずだということです。遺伝子組み換え作物の安全性はまだ確立されていません。

 また「トウモロコシ由来消臭成分」には「シクロデキストリン」のほかに数種類の化学物質も含まれています。それがどんな化学物質なのかが健康にとって非常に重要なことです。しかし、それは、P&G社が公表しない限りわかりません。

http://healthpress.jp/2017/10/post-3302.htmlより引用

除菌成分 Quat(クウォット)=第四級アンモニウム塩

第四級アンモニウム塩が配合されている」と断じています。第四級アンモニウム塩は、塩化ベンザルコニウムが含まれる陽イオン界面活性剤です。細菌の細胞膜を破壊して殺菌しますが、人体内に侵入すれば健康に悪影響が出る恐れがあります。

https://biz-journal.jp/2019/02/post_26516.htmlより引用

これを見るとちょっと不安になる内容ですよね。特に赤ちゃんやペットがいるご家庭は気になるんじゃないでしょうか。今後は安全性を考えて是非、除菌剤や消臭剤も詳細な成分表示がされることを期待したいです。