アパレルメーカーさんによっては
「クリーニングに出すと衣類が傷む」とか
「クリーニングにはあまり頻繁に出さない方が服が長持ちする」
という事を言っています。
でも、これは大きな誤解です。
クリーニング店で行っているドライクリーニングは、家庭洗濯の水洗いと違って生地へのダメージが少ない洗い方なんです。
例えば、ティッシュを水とドライ液それぞれに入れて撹拌すると、水に入れた方はボロボロになりますが、ドライ液に入れた方はほとんど破れません。
きっとアパレルメーカーさんでもクリーニングについて間違った知識があるから、このような発信をしているんでしょうね。
洗濯頻度についても、酷い所だと
「スーツは3ヶ月に1度クリーニングに出せばいい」
と言っています。
これでは、皮脂汚れやシミがスーツに染み込んでしまい、洗っても取れなくなってしまいます。最悪、変色や黄変の原因になってしまう事もあります。
せめて1ヶ月に1回はクリーニングに出して、キレイな状態を保っておく方が、スーツが長持ちすると思います。
同じ洋服を扱う業界ですら、クリーニングの知識は広まっていないぐらいなので、もっとクリーニングの事を広めていく努力が必要ですね…。