最近は、個人店が減ってチェーン店の受付ばかりを見かけますが、昔はほとんどが個人店でした。
父がいたお店も例外ではなく個人店。
しかし、今と違って仕上げ機械のない時代。住み込みで働いている人が10人近くいたそうです。
午前中は集配に行って午後からは、預かった洋服の水洗いと仕上げ。
あれ?ドライは?っと気付いたあなたはなかなかのクリーニング通。
そうなんです。昔はドライクリーニング機が一般のお店にまだ普及しておらず、ドライ工場と呼ばれる所で数軒のクリーニング店の品物をまとめて洗っていました。
そのため、戻ってきた洋服のボタン無くなってドライ工場に探しに行くことが頻繁にあったんだとか。
その後は、ドライクリーニング機の小型化も進み、トラブル回避やコスト削減の為にドライ機を購入するお店が増えた為、ドライ工場は閉鎖となりました。
当時は当たり前だったドライ工場ですが、大切なお客様の洋服を他店と一緒に洗うってちょっと不安になりますね。