クリーニング屋のひとりごと|プロの視点とちょっとした豆知識 3月のX投稿まとめ①

(麻生区百合丘・横浜市青葉区でクリーニング集配中に思いついた事などを徒然と・・)

 

節水や水道代節約の為にお風呂の残り湯を洗濯に使う方法がありますが、洗濯の視点から見るとこれはNGです。 洗う時でも、すすぐ時でも、汚れや皮脂が混じったお湯を使うと、衣類に汚れが付着してしまう恐れがあります。 衣類の事を考えるなら、常にキレイな水、お湯で洗って下さい。

気温が上がったり下がったりすると、仕舞うつもりで洗った服をもう一度着る事があると思います。 例え一回しか着なかったとしても、仕舞う前には改めて洗濯・クリーニングをしましょう。キレイに見えても洋服に皮脂や汚れが付着している事があります。そのままだと翌年にはシミが!って事になるかも…

洗剤を沢山入れる程、キレイになるわけではありません。 規定量以上の量を入れると、すすぎが不十分になったり、粉洗剤だと溶け残った洗剤カスが衣類に付着してしまう事もあります。 薬もそうですが、洗剤も用法用量を守ってお使い下さい

ボンディング加工、合成皮革、ストレッチ素材etc…。 ポリウレタンを使った洋服って、意外といっぱいありますが、知っておいて欲しい事があります! ポリウレタンの寿命は3年程度という事。 それ以降は、経年劣化により、表面がベタついてきたり、ボロボロ剥がれてきたりする事がありますよ!

一口にドライクリーニングといってもお店によって違いがあります。 使っている有機溶剤、洗剤の種類によって汚れ落ちも違いますし、乾燥時間も変わってきます。 家庭用の洗剤ほど種類はないですけどね…

白い服をより白く見せる為に、洗剤に配合されている蛍光増白剤。 白いワイシャツやブラウスなどの衣類には、白さを保つ為に欠かせない物ですが、生成りや淡い色味の服に付着すると、白く変色する可能性があります。このような衣類には、蛍光増白剤の入っていない洗剤で洗うようにして下さい。

水洗いが出来ても、乾燥機は☓という衣類も意外とあります。 洗濯→脱水→乾燥までやってくれる洗濯機もありますし、乾燥機の可否は、家庭洗濯でも注意して欲しい所です。 でも、乾燥機についての洗濯表示で書かれているのは、60℃までか、80℃まで。40℃も追加して欲しいな〜

良いクリーニング店というと、汚れ落ちが良い、シミ抜きが上手など洗いに関する物ばかりがイメージされますが、仕上がりも同じぐらい大事です。 フリルやプリーツが、立体的に仕上がっていると見た目も大分違います。仕上がりがキレイなクリーニング店ももっと取り上げて欲しいですね。
 
うちでも宅急便でクリーニングの受付をしていますが、その際にネックになるのが送料です。 関東圏でも、160サイズの往復送料が5,000円程かかります。大手と違って扱う数量が少ない為、割引などもありません。頑張っても片道送料無料が限界ですね…。 この辺りをなんとか改善出来ないか思案中です
 

先日、いちご狩りに行った時に、知った事なんですが、 苺は追熟しないそうです! 知ってましたか? 置いておいても、赤くはなっても甘さは変わらないそうです。 身近にある物でも、まだまだ知らない事っていっぱいありますね〜。 クリーニングの事も、もっともっと知って貰えるように頑張ります!

比べて下さい! クリーニング料金って意外とバラツキがあるんです。 品物によっては、高品質なクリーニング店よりもチェーン店の方が高い場合もありますし、その逆もあります。 安いと思っていたお店も、実はワイシャツとスラックス以外は、他店よりも高いって事もよくありますよ。