一子相伝

落語や講談のような伝統芸能は、弟子が師匠に芸を習い、芸や名前を継いでいきます。

弟子が師匠から芸を教わる時は、一対一で弟子の前で師匠を噺を聞かせるそうです。

よくよく考えてみるとクリーニング店(個人店)もそうなのでは?と思いました。

何店舗もあるようなチェーン店は、別ですが、うちのように家族経営のお店はこれに当てはまる気がします。

父から洗い方、仕上げ方、しみ抜き、心構えなどを習い、そのやり方を踏襲し、改善を繰り返してより良い物にしていく。さらに、自分が得た知識、経験を次の世代に伝えていく。ちょっと師弟の関係に似てますよね。

私は、他のクリーニング店で働いた事がないので、他店のやり方は詳しく知りませんが、洗い方にしてもアイロンの掛け方にしても、そのお店ごとに違うんでしょうね。

落語家が、師匠以外の人に噺を教わりにいくように、クリーニング店でもいろんなお店にアイロン掛けやしみ抜きを教わりにいくような文化があったら、面白いですよね。