洋服を着ようとしたら、身に覚えのないシミが!

そんな時、まず自分でシミ抜き出来ないか洗ってみますよね。

それでも無理なら、市販のシミ抜き剤を使って、それでも無理ならクリーニング店へ。

そんな流れだと思います。

最後の望みを託して「このシミ取れますか?」と受付に聞いてみる。

でも、これに即答することはなかなか出来ません。

シミの種類、シミが付いてからの経過時間。

洋服の生地の種類、生地の状態や染色の耐久性。

色々な条件が絡み合ってシミとなっています。シミ抜きはそれをほぐしていく作業です。

例えキレイにシミが取れたとしても、既に生地の色が変色していたり、色が剥げてしまっていることも多々あります。

ただし、ここまでの状態になるにはある程度の時間が経過してしまった場合です。昨シーズンにクリーニングしないでしまったり、夏に汗を吸った服をそのまま置いておいたりしたケースがこれにあたります。

もし、変色や色が剥げていてもシミ抜き専門店などで色掛けをすれば元通りになることもありますが、元々の染色に比べて落ちやすく、シミ抜き代も高額になってしまうので、日常着る洋服にはオススメしません。

この様に、一口にシミ抜きといっても多様なケースが考えられるんです。

なので、「このシミ取れますか?」にお答え出来る回答は「出来る限りやってみます」もしくは「お預かりして後日ご連絡致します」になってしまうんですよね。