お正月には着物。夏には浴衣。と昔は着物を着る機会も多かったみたいです。

でも、最近では夏祭りの時に浴衣を着るぐらいであまり着物に触れる機会もありません。洗濯となればなおのこと。ご自宅で浴衣を洗う人も少ないんじゃないでしょうか。

浴衣をそのまま洗ってしまうと柄の部分から色が出てしまう事があるので、色止めをしなければいけません。さらにタタミ方、保管方法まで正しく理解している人はどのぐらいでしょう?

クリーニング屋さんでも、今は自店で洗えるお店はほとんどありません。では、どうするか?

皮革製品や毛皮、着物、カーペットなど、クリーニング店では洗えない品物を扱う専門業者に委託しているんです。

ただ、景気悪化の影響はここにも出ており、人件費削減のあおりを受けて職人さんが辞めるケースが多々あります。そのため、着物のシミ抜きや洗い張りに対応出来ない事も…。

着物の需要が減れば、それを扱える人もいなくなってしまいます。

数年後には、限られたお店でしか扱えない品物になってしまうかもしれないですね。