アパレルとクリーニング。

扱っているのはどちらも洋服ですが、業界の位置づけやお客様の認識にかなりの差を感じます。

例えばカシミアのセーターの場合、洋服を買うときはウールよりもカシミヤの方が高いのは当たり前だと思いますが、クリーニングだと素材別料金に疑問を感じられる方もいると思います。

カシミヤはウールよりもデリケートなので別洗いにしたり、通常のドライクリーニングだと油分が抜けてしまうのでトリートメント加工をしたりと色々と工程が違うので料金が異なるんです。

もちろん、クリーニング店の説明不足もあるかと思いますけどね。

業界自体にも違いがあります。

キレイにするという部分においては、アパレルよりもクリーニングの方が厳しい目で見られます。

でも包装という部分では、お客様もクリーニング店もあまり気にかけていないように思います。

デザイン性に優れたハンガーや包装を使っている所はどれだけあるでしょうか?

こういった資材をあつかっているメーカーでもデザインという部分的でみれば何十年も変わっていないように見えます。

業界全体として”洗う”ということしか見ていないからなんでしょうけど、これだといつまでもアパレルに近づくのは難しいですよね。

同じ洋服を扱う業界なので、もっと相互に協力しあえる体制が出来るとこの難しい時代でも発展していけると思うんですけどね。