山登りしてますかーー?

 

年々登山者数が増え、登山用のグッズやウェアもたくさんありますよね。

特に女性用のウェアはカラフルでオシャレな物がいっぱい。

 

 

そんな身近になっている登山ですが、油断は禁物ですよ。

 

山は突然天気が変わったり、急に気温が下がったりするので、低い山でもTシャツや短パンといったラフな格好ではダメ。

ちゃんとした服装で行かないと大変なことになりますよ。

 

服装といえば、ちょっと知って欲しいことがあるんです。

サンダル、スカートといった服装はもちろんダメなんですが、意外とユニクロのヒートテックもダメなんです。

 

そもそもヒートテックとは何でしょう?

 

 


ヒートテック(HEATTECH)

レディースのHEATTECH

ヒートテックとは、東レとユニクロが開発した共同開発した新素材です。

主に以下のような機能があります。

 

① 発熱機能

生地が自ら発熱するから、薄いのに暖かい。

吸湿性の高いレーヨン素材が、身体から発散される微細な水蒸気を吸着。

熱エネルギーに変換することで、生地そのものが発熱します。

(ユニクロHPより転載)

② 保温機能

熱を逃がさない特殊繊維で、暖かさ続く。

髪の毛10分の1程の超極細繊維によって、温まった空気が衣服内に滞留。

溜め込んだ熱気を逃さない高い保湿性が、心地良い暖かさをもたらします。

(ユニクロHPより転載)

 

③ストレッチ機能

伸縮性のある素材を使ったことで体にフィットします。

 

④静電気防止

特殊加工技術によって静電気の発生を抑えます。

 

⑤抗菌機能

特殊加工技術によって菌の繁殖を抑えます。

 


 

 

 

これだけ多機能な自家発熱するインナーとして、吸湿性、発熱性にすぐれた冬の定番ウェアですよね。

そんなヒートテックが何故だめか?

 

それは、ヒートテックの発熱機能にあります。

ヒートテックは、汗が繊維に吸着する時に、そのエネルギーを熱に変換して体を温めます。

ところが、登山や激しい運動をした時など、短時間で大量の汗をかくと繊維が汗を吸収しきれなくなり身体に汗が残ってしまいます。

その結果、残った汗が体を冷やしてしまうんです。

 

 

では、どんな服装がいいか?

 

登山は暑かったり、寒かったりの繰り返しです。

いくら変温動物の人間でも、一つの服装だけではとても対処できません。

 

そのため、登山では重ね着(レイヤリング)をして、気温に合わせて脱ぎ着するのが基本です。

具体的には、以下3つ。

 

 

・肌着(ベースレイヤー)

汗をかいても乾きやすい化繊素材の物を選びましょう。

綿素材は、濡れると乾きにくいので避けて下さい。

 

 

・中間着(ミドルレイヤー)

フリースのような軽くて、保湿力のある物がオススメです。

 

 

・防寒着(アウターレイヤー)

防水、防風性に優れたレインウェアを選ぶといいですよ。

 

 

 

 

とここまで書きましたが、ヒートテックが向かないのはあくまで激しい運動の時。

普段使いなら、その機能を存分に発揮してくれるのでこの秋冬もマストアイテムですよね。

 

 

以上、2級建築士で商業施設士補のCleaning屋さんでした。